五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)に何らかの解釈を付与する活動はありふれたものです。
それらの解釈は、大きく分けると主観的なものと客観的なものがあります。
・主観的なもの
感情、感想、倫理観、真善美観、宗教、等
・客観的なもの
生活の知恵、自然史、経験科学、等
主観的な解釈が五感と連絡を取ろうとする場合、その多くは五感を解釈に服従させようとします。つまり、解釈の世界で都合がいいものを五感に求めようとします。端的に言えば、「欲しいものを求める」ということになります。
一方、客観的な解釈が五感と連絡を取ろうとする場合、その多くは解釈を五感に服従させようとします。つまり、五感の世界を上手く説明できるように解釈を変更しようとします。端的に言えば、「起こったことをただ説明する」ということになります。
いずれにせよ、何らかの意味での五感と解釈の一致を求めようとしているわけですが、五感と解釈はそもそも別のものなので、両者が一致するときもあればそうでないときもあります。
なので、五感と解釈の一致を目指す活動は遊びと捉え、あまりこれに固執しないほうがいいかなと個人的には思います。