数学者
岡潔は著書「日本のこころ」の中で,次のように述べています. ”このくにの善行は「少しも打算、分別の入らない行為」のことであって、無償かどうかをも分別しないのである。” この記事では,なぜ「少しも打算,分別の入らない行為」が「善行」と言えるのか…
岡潔は著書「日本のこころ」の中で,次のように述べています. 「理性的な世界は自他の対立している世界で、これに対して宗教的な世界は自他対立のない世界といえる。自他対立の世界では,生きるに生きられず死ぬに死ねないといった悲しみはどうしてもなくな…
多変数複素函数論の研究で世界的に有名な日本の数学者,岡潔(1901-1978)が幼少期に父親から受けた唯一の道義教育は「他を先にして自分を後にせよ」というものでした. これは,決して「自分の意志ではなく,他人の意志に従え」ということではないと思いま…