次の数列の漸化式について考えます.
ただし, は実数の定数とします.
まず,数列 を次のようにおきます.
そして, を に代入します.
式の分母を見比べると,次式が成り立っているといえます.
式は隣接3項間の漸化式であるので,特性方程式
を解くと,
となるから,次の2つの式が成り立つ.
式より,次式が成り立ちます.
また, 式より,次式が成り立ちます.
式から 式を引くことで,次式が得られます.
ここで,
とおきました.
式と 式より,次式が成り立ちます.
また, 式と 式より,次式が成り立ちます.
式より,次式が成り立ちます.
最後に,数列 について考えます.
式をよく見ると,極限値は次のように場合分けできます.
1. のとき
式の分母分子を で割り,極限を取ると,次式が成り立ちます.
2. のとき
式の分母分子を で割り,極限を取ると,次式が成り立ちます.
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