頭の整理

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中心つき六角数の簡単な求め方

下図のように,石を中心から順に正六角形を描くように配置していったときに,置いた石の数を”中心つき六角数”といいます.下図の場合,中心つき六角数は19で,これは3番目の中心つき六角数になります.

 

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 { \displaystyle n } 番目の中心つき六角数  { \displaystyle C_{6,n} } は次式で表されます.

 { \displaystyle C_{6,n} = 3n \left( n - 1 \right) + 1 \ \ \ \ldots (1)}

上の式の導出は様々なパターンがありますが,ここでは下図のパターンを紹介します.

 

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この図に示したように,中心つき六角数を考えるときに並べた石は,大きさの異なる3つの平行四辺形によって分けることができます.それぞれの平行四辺形内に置かれた石の数は,大きいものから順に  { \displaystyle n^2 } { \displaystyle n \left( n-1 \right) } { \displaystyle \left( n -1 \right) ^2 } となります.ゆえに,

 { \displaystyle C_{6,n} = n^2 + n \left( n-1 \right) + \left( n -1 \right) ^2 \ \ \ \ldots (2) }

となります. { \displaystyle (2) } 式を展開して整理すると  { \displaystyle (1) } 式に等しくなります.

 

 

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