自作問題です.解答は下部に載せました.
問題
一辺の長さが1の正三角形 がある.この正三角形を外心 を中心に反時計回りに 回転した正三角形を とする.ただし, とする.このとき,正三角形 と 正三角形 が重なる部分の面積 を求めよ.
解答
円周角の定理より,次が成り立つ.
と の交点を とおくと,三角形 の内角の和より,次式が成り立つ.
だから, 式と合わせて次式が成り立つ.
だから, と の交点を とおくと,三角形 の内角の和より,次式が成り立つ.
三角形 と三角形 は合同である.また, と の交点を とおくと,三角形 と三角形 は合同である.よって, に着目することにより,次式が成り立つ.
また,三角形 に余弦定理を用いると,次式を得る.
より,次式が成り立つ.
より,次式が成り立つ.
また,三角形 に正弦定理を用いると,次式を得る.
式, 式より,次式が成り立つ.
三角形 の面積を とおくと,次式が成り立つ.
求める面積 は,正三角形 の面積から三角形 の面積を3回引いたものに等しい.
よって, 式より,求める面積 は,